結論から言うと、データがあればほぼ足ります
旅行や短期の滞在なら、実用的な疑問は「オーストラリアの番号をどう取るか」ではなく「何に番号が必要か」です。ほとんどの旅行者にとって、答えは「ほとんど何もない」です。地図、配車、レストランの予約、メッセージ、すでに使っている銀行アプリなど、日常で必要なものはすべてデータ通信で動きます。
ストアページのオーストラリアeSIMプランのようなプリペイドのトラベルeSIMは、Optus網のモバイルデータを提供します。現地番号や通常の音声通話は付きません。これは仕様です。データ専用の商品であり、契約ではなく旅行向けの価格になっています。
オーストラリアの番号が本当に必要な場面
現地の携帯番号が必須になる場面はいくつかあります。
- オーストラリアの銀行口座開設。 銀行は通常、ワンタイムコードをオーストラリアの携帯番号にSMSで送ります。VoIP番号は拒否されることが多いです。
- 政府や税務の登録。 記録をオーストラリアの携帯番号に紐づける手続きでは、SMSを受信できる番号が求められます。ワーホリや税務の一部の手続きも含まれます。
- 現地事業者への音声通話。 小規模な事業者、業者、クリニックなどは、アプリやWebフォームではなく固定電話や携帯番号しか公開していないことがあります。
- 長期滞在や賃貸。 大家、シェアハウスのプラットフォーム、雇用主が連絡先番号を求めることがあります。
- 数か月使う番号。 継続して使う必要があるほど長く滞在するなら、現地のプリペイドSIMのほうが自然です。
これらに当てはまらないなら、この記事の残りはデータ専用プランをうまく使うための話です。
番号が不要な場合:データで動くアプリ
旅行で心配になりがちな作業は、ほぼすべてデータだけで動きます。
| 作業 | オーストラリアの携帯番号が必要? | 備考 |
|---|---|---|
| 配車(Uber、DiDi、13cabsアプリ) | 不要 | アプリ内メッセージと通話はデータで動く |
| 地図と公共交通 | 不要 | オフライン地図は接続なしでも動く |
| ホテル、ツアー、レストランの予約 | 不要 | メール、Webフォーム、アプリチャット |
| 日本へのメッセージ | 不要 | WhatsApp、Messenger、iMessageはデータ経由 |
| すでに持っている銀行アプリ | 通常は不要 | 母国の銀行アプリはデータで動く。SMSコードは母国の番号に届く |
| オーストラリアの銀行口座開設 | 必要 | 通常、SMS用にオーストラリアの携帯番号が必要 |
| オーストラリアの固定電話への通話 | 場合による | VoIPでも可能だが、その番号は携帯番号ではない |
| 現地番号での仕事の通話 | 必要 | 雇用主は通常、連絡可能なオーストラリアの番号を求める |
特定の都市や地域に向かい、ルートに合わせてプランを確認したい場合は、目的地ガイドから始めるのがおすすめです。たとえばシドニー旅行のeSIMやメルボルンのeSIMがあります。
VoIP番号と携帯番号の違いをわかりやすく
VoIP(voice-over-IP)番号は、インターネット上に存在する番号です。通常はアプリを通じて通話でき、場合によってはテキストも送れます。電話番号のように見え、レストランやツアー業者に電話するのには便利です。
しかし、オーストラリアの通信事業者が発行する携帯番号とは別物です。旅行者にとって重要な違いは2つあります。
- 本人確認。 多くの銀行、政府サービス、一部のアプリは、SMSコードを送る前にその番号が本当の携帯番号か確認します。VoIP番号は拒否されることがよくあります。VoIP番号で本人確認が通ると思わないでください。
- SMSの受信。 VoIPサービスはSMSを受信できるかどうか、またオーストラリアの送信元が配信するかどうかがまちまちです。通話できる番号でも、銀行のコードを受信できないことがあります。
つまり、VoIPは通話には向いていますが、事業者や機関からSMSを受け取る必要がある場合に携帯番号の代わりにはなりません。
SMS受信が銀行の本人確認にとって意味すること
旅行中にオーストラリアの銀行口座を開設したり、タックスファイルナンバーを申請したり、コードがSMSで届く手続きがあるなら、そのステップでは本物のオーストラリア携帯番号を用意するつもりでいてください。通常は、到着後に購入するオーストラリアの通信事業者のプリペイドSIMで、事業者が求めるIDが必要です。
トラベルeSIMはその用途向けの道具ではありません。それ以外のすべて、つまり到着した瞬間から地図、予約、メッセージを動かすデータのための道具です。ストアの説明にも、これらはプリペイドのモバイルデータ商品であり、現地番号や通常の音声通話は付かないと明記されています。SMS認証が必要なら、データプランとは別に考えてください。
実用的な折衷案として、母国の銀行が送る認証メッセージ用に母国SIMを有効にしておき、データにはトラベルeSIMを使う方法があります。出発前に母国キャリアのローミング条件を確認してください。SMS受信用に回線を有効にしておくと、そのキャリアから別途料金がかかることがあります。
番号が付く観光客向けSIMの選択肢
番号が本当に必要な場合の選択肢は次のとおりです。
- オーストラリアの通信事業者のプリペイドSIMを、到着後に店舗や空港で購入する。本物のオーストラリア携帯番号を取る標準的な方法で、通常はIDが必要です。
- オーストラリアの通信事業者のプリペイドeSIMで、商品情報に番号と音声またはSMSが含まれると書かれているもの。すべてのキャリアeSIMがデータ専用ではなく、すべてが番号付きでもありません。商品の条件を確認してください。Telstra eSIM Prepaidでその方法を説明しています。
- データ専用のトラベルeSIMをインターネットで動くすべてに使い、まれに必要なSMSは別の手段で対応する。
ほとんどの読者には3番目で旅行が完結し、1番目と2番目は特定の認証や通話の必要がある場合にだけ追加する価値があります。
旅行タイプ別の判断チェックリスト
| 旅行タイプ | オーストラリアの番号は必要? | 買うもの |
|---|---|---|
| 1〜2週間の短期旅行 | 不要 | 旅行期間に合ったデータ専用のオーストラリアeSIM |
| 複数都市の旅行 | 不要 | 地図、アップロード、動画に足りるデータ量のeSIM 1枚 |
| ワーキングホリデー | 多くの場合必要 | 日常用のデータeSIMと、番号用の現地プリペイドSIM |
| 1か月以上の長期滞在 | 通常は必要 | 番号用の現地プリペイドプランと、追加データ用のeSIM |
| 現地通話のある出張 | 必要 | 現地番号、または通話だけならVoIPサービス |
| ロードトリップやキャンピングカー | 不要 | データeSIMと、出発前にダウンロードしたオフライン地図 |
購入前にストアページで2点確認してください。自分の機種がeSIMに対応し、キャリアロックが解除されていること。そしてプランの有効期間が旅行に合っていること。有効期間とデータ量は別々に選びます。有効期間が長くてもデータ量が増えるわけではありません。しばらく滞在するなら、オーストラリアで1か月使うeSIMで長期滞在の計算を説明しています。
プランは実際にいつ始まるか
見落としがちな点が1つあります。トラベルeSIMのプランは、購入時やインストール時ではなく、その国で最初に接続したときに始まります。つまり、自宅でWi-Fi経由でインストールし、到着後にデータ回線をオンにできます。無駄になる日はありません。モバイルデータ用にトラベル回線を選び、注文手順にあるローミング設定に従ってください。母国回線の料金は自分のキャリアに別途確認してください。手順を順を追って知りたい場合は、オーストラリアeSIMのインストール方法をご覧ください。
何を買うべきか
オーストラリアの銀行口座開設、タックスファイルナンバーの申請、人に伝える番号での現地通話がなければ、データを買って番号は不要です。オーストラリアeSIMのストアページにOptus網の最新の容量と有効期間が掲載されています。旅程に合うデータ量と期間を選び、スマホの対応を確認し、出発前にインストールしてください。